快適なコワーキング・オフィス

創作活動をするときには都内のコワーキング・オフィスを
よく利用します。色々な施設を経験しましたが
今日の職場は、西新宿の某所です。

8月は少し休みました。
9月は研修が多く、東京、関西、タイ、シンガポール、と
移動の多い月です。年末に向けてフル稼働です。

ギグ・エコノミー

1月は、コンサルティング案件、エグゼクティブ・コーチングなど
で国内出張が何度かありました。
また、シンガポールのパートナーのサブファシリテーターとして
外資系投資銀行の研修を3日間お手伝いしました。

最近の研修の中には、専門性の違う複数のファシリテーターが
その場限りで集まり、即興演奏のように場を作り
プロジェクトを進めていくものもあります。
「ギグ・エコノミー」という言葉が最近流行っているようですが
まさにそんな感じです。


複数の仕事が同時進行しており、また新しいパートナーが
増えてきました。フランスからのダイレクトコンタクトです。
また整理して書きたいと思います。

Win-Win ネゴシエーション研修

米系企業の日本法人で、
2日間のWin-Win ネゴシエーション研修を実施してきました。

内容は、一般的なPrincipled Negotiation
(ハーバード型)と呼ばれるものですが、
実務に近い事例に基づくロールプレイを入れ、
パーソナリティ診断に基づく行動パターンの違いを
考慮したものです。
とても活発なディスカッションが繰り広げられました。

営業力強化の要請は多いです。
スキルの範囲が広範なので、
例えば下記のサブカテゴリーに分けて実施します。

  • 戦略的プランニング

  • アカウントマネジメント

  • リレーションシップ・ビルディング

  • プロポーザル・ライティング

  • プレゼンテーション

  • Win-Win ネゴシエーション

  • セールス・コーチング

包括的にすべて行うと、数か月のプログラムと
なりますが、確実に成果が出ます。

営業研修のご要望はとても多いのですが、
良くあるのが、「商談スキル」の単発的な研修を
2日間ほど実施して、
フォローアップ無しに終わってしまうケースです。
せっかく学んだ内容も忘れがちとなります。
研修後の定着化が何よりも大事です。

昨今は、通信手段がいろいろあるので、
Web会議システムを活用したフォローアップ・セッション
(コーチング、メンタリングを含む)を
入れ、数か月の期間をかけて研修の成果を
追いかけていくのがトレンドとなってきました。

研修でフォーカスする要素は個別の状況によって異なり
個社ごとの課題に応じてカスタマイズすることになります。
事前準備と事後フォローがとても大事です。
詳細はお問合せください。

あっという間に10月

9月はシンガポールに2往復し、研修とパートナー企業との
打合せ等であっという間に過ぎました。
10-12月もまったくペースダウンしません。
研修のご依頼が増えてきました。
当面の予定です。

10月:
ICT企業でビジネスモデル研修
米系企業でセールスネゴシエーション研修
製造業で課長研修
HIBIYAイノベーション・キャンパス(参加するほう)
某企業で10年目主任研修

11月:
AMA Value Selling研修
某中学校で出前授業(しくじり先生風)
米系企業でTotal Customer Focus研修

12月:
シンガポールで業績評価研修
米系企業でプレゼン研修
ワールドマーケティングサミット
人材育成学会

ミスコンのグローバル化

先週はミス・ワールド日本代表選考会に参加してきました。
友人がこの大会の日本事務局でプロデューサーをしている関係で招待いただきました。

世界には三大ミスコンがあります。
①ミス・インターナショナル
②ミス・ユニバース
③ミス・ワールド

僕も最近知ったのですが、
大きく違うのは主催者(国)です。
①は日本、②はアメリカ、③はイギリスです。
したがって、審査基準はそれぞれの主催者の意向を
強く反映したものになります。

ある方が面白い例えをしていました。
スポーツに例えると、それぞれ「柔道」「野球(大リーグ)」
「サッカーWカップ」だそうです。
確かに歴史的にみて、「ミス・インターナショナル」では
日本人の優勝者がいますが、「ミス・ワールド」では
全く勝てないのです。
評価基準は、「目的のある美」だそうです。
外形的な要素に加え、プレゼン力、ディベート力等
(当然英語で)が見られます。
これらの能力が総合的に強く、
しかもアウェーの環境に強くなければ評価されません。

まさにビジネス・アスリートと一緒ではないですか。
世界で、アウェーで、トップ水準になるには、
最初から世界を土俵に活動していなければ難しいと思います。
「日本で成功してから、その体験をステップにして世界へ・・・」
という段取りではどの分野でも難しい。
そんなことを実感した一日でした。

なお、日本代表ファイナリストは、どの方も魅力的で
活き活きとしていました。成長の伸びしろを感じます。
小さくまとまらず、
どんどん外に出て世界の強豪と交わってほしいです。
そして、ミスコンで入賞とか、
それを最終ゴールにするのではなく、
その先に何があるか、「目的ある美」は何なのかを
追及し続けてほしいと思いました。

 

遠隔会議

仕事の半分以上がクロスボーダーの案件になってきました。
ミーティングの相手は海外にいるため、
主要な打合せはほとんどスカイプで行います。

相手国は米国、イギリス、スペイン、イスラエルなど・・・
時差があるため、家から(服装はポロシャツに短パン)
参加することが多く、
外出中に会議をする場合はカラオケボックスを
利用したりします。

スカイプ会議は便利ですが、一番の難点は、
相手の英語がとても早口の場合、
聞き漏らす(誤解する)リスクです。
そこで今回はヘッドセットをグレードアップし、
音質の良いものにしました。


道具は大事ですね。
今朝のスカイプ会議はとてもうまくいきました。

AMA

6月はAMA(American Management Association)の
講師として本格的に活動しています。


AMAは、90年超の歴史がある老舗の企業研修機関で
世界各地で展開をしています。
AMAは長年の経験で実証されたコンテンツ、確実なメソドロジーを持っており、
講師となるにも厳しい選定基準をクリアーしなければなりません。
身が引き締まりますが、世界最高水準のファシリテーション能力を
身に着けられる場でもあります。
増々訓練を続けます。

ATD参加

5月21日から24日、米国アトランタで開催された
ATD ICEに参加してきました。
( Association for Talent Development International Conference & Exposition)
人材開発に関しては最大の国際会議です。
この4日間、10,000名の各分野のプロフェッショナルが世界中から
集い、約300種類のセッション(セミナー、プレゼン、研究発表、ディスカッション)
が行われ、僕もそのうち十数種類のセッションに参加しました。
  

このATD ICEは世界の人材開発の潮流と最先端の取組を理解し
また各国のプロフェッショナルとネットワーキングができる最高の機会です。

今年のセッションで多く出てきた論点は、
・ミレニアル世代の学び方の変化
・マイクロラーニングの実践的活用
・ラーニングのパーソナライゼーション
・アジャイルなインストラクショナルデザイン(学習開発)
・ニューロサイエンス(神経科学)の応用などです。
それぞれ、考察すると奥深い領域なので、追って
振り返りながら考えをまとめていこうと思います。
(正直、今はたくさんのInputがあり消化不良のため整理が必要です)

ATDは、この分野にグローバルな視野で取り組む方には
おすすめのイベントです。アジア会議は11月に台湾で、
来年の世界会議は2018年5月にサンディエゴで開催されます。

 

2020年に必要なスキルと日本

今日はデータをもとに考えてみました。
「2020年に必要なスキルセット」という統計があります。

僕はこれに加え「Networking Skill」や「Personal Branding」もかなり
重要と考えます。オープンリソース、シェアリングは加速し、不可逆だと
思うから、自分を外に出していく力が大事です。

別の統計を見ると、OECDが国ごとのSkill Shortageを比較しています。

日本はワースト評価です。

具体的にどんなスキルが足りないのでしょう?
IMDのWorld Talent Reportを見てみます。

このレポートでは調査対象国61か国の中でランク付けがされています。
日本の評価はこうです。

Competent Senior Managers(上級管理職の能力) 60位
Management Education (マネジメント教育) 57位
Language Skills (語学力) 61位
University Education(大学教育) 50位

「でも日本すごい論」は一旦脇へ置いて、データだけを見てみました。

このファクトはニュースで見たことがないですし、
どれだけ知られているでしょう。

僕は個人レベルでやれることに邁進していきます。

エグゼクティブの働き方

昨今、「働き方改革」が叫ばれています。
特にホワイトカラーの生産性の向上は大きな課題です。

2年前に発刊された「外資系エグゼクティブの働き方」
が再び注目を浴びています。

僕はこの本に少しだけ取材協力し、匿名で2ページだけ登場しています。
(見つけてください!)

なお、「外資系だから」一律にすごいということは全くありせん。
「その人次第」です。

外資系金融に多い現象ですが、
「市場のトレンド、企業のブランド、扱っているプロダクト」が
良い時代だと、その人の能力以上にスピード昇進・多額のボーナスが満たされます。

ハイプレッシャーのなか、あっという間にキャリアを駆け上がってしまうので、
実態のビジネススキルやマネジメント能力が追い付かないことが多いのです。
35歳でピークパフォーマンスを向かえ、
40代になって市場価値を全く失ってしまっている人も多く知っています。
これを「実力主義」という言葉で片づけてしまえばそれまでですが・・・
能力向上の訓練をしていない人が本当に多いのです。

ビジネスのプロフェッショナルは、
プロスポーツと同様、「世界で戦えるためのトレーニングをいつもしているか」
「一流のコーチがついているか」
という素朴な問いにいつも立ち返る必要があります。