シンガポールでの公開ワークショップ


シンガポールで働く日本人の方向けに
こんなテーマで公開ワークショップを実施しました。
Cultural Differences in Communication Styles
~シンガポールの文化を多面的に理解する~

  • 日本(人)を客観的にみる

  • ダイバーシティの本質理解

  • ローカル視点でものを考える

  • ローカルのチームで成果を出す(マネジメント基礎)

  • タイプ別・円滑なコミュニケーション

2時間弱の短いセッションでしたが活発な議論となりました。

企業内の研修としてもご活用いただけます。
詳細はお問合せください。

クロスカルチャー・ビジネス・コミュニケーション

シンガポールでクロスカルチャー・ビジネス・コミュニケーションの
ファシリテーションを行ってきました。

参加者20名のうち、ほとんどがシンガポール人、日本人が2名でした。
さすがにシンガポール人は多様性の中で暮らしているので、
異文化適応には慣れていました。
アカデミックなフレームワークを使っての
議論やゲームを通じて文化を多面的にとらえました。

1日研修のアジェンダはこんな感じです。

  • Introduction

  • Cultural Stereotypes

  • Cultural Dimensions Theory

  • Different Communication Styles

  • Background of Education and Occupation

  • Case Studies

  • Situational Communication

  • Action Plan & Wrap Up

詳細はお問合せください。

パフォーマンス・マネジメント研修

先週は、某アジアに本社を持つ企業の日本における
パフォーマンス・マネジメント研修でした。

シンガポール、香港、インド、日本で共通のフレームワークで
人事評価制度を導入しており、各国のスタンダードと整合をとりながら
以下のようなアジェンダで進めました。
・効果的な目標設定(SMART)
・適時・適切なフィードバック
・評価面談の進め方
・継続的な成長支援(70:20:10 L&D Model)
・コーチング・メソッド(GROW Model)

これらの要素は一般的なものですが、日本ではまだまだ暗黙知的な
人事評価が行われているケースが多く、特に適時なフィードバックが
十分に行われていない場合が多いです。

世界的には、目標管理制度(MBO)導入のブームが過ぎ、
むしろ目標管理を緩める、あるいはレーティングを行わないなどの
企業が増えてきています。
その状況では、仕組みを柔軟化する分、
マネージャーのコミュニケーションスキルが
より一層問われる世の中になってきました。

とりわけ、フィードバックスキルとコーチングスキルは、
部下の自律的成長のためには不可欠なスキルとなってきています。
そして、それらを組織文化のなかに溶け込ませることが重要と思います。

また時間があるときに書きます。

明日からシンガポールに出張、
日系製造業のシンガポール拠点でCross Cultural Communicationの
研修をファシリテートしてきます。

2020年に必要なスキルと日本

今日はデータをもとに考えてみました。
「2020年に必要なスキルセット」という統計があります。

僕はこれに加え「Networking Skill」や「Personal Branding」もかなり
重要と考えます。オープンリソース、シェアリングは加速し、不可逆だと
思うから、自分を外に出していく力が大事です。

別の統計を見ると、OECDが国ごとのSkill Shortageを比較しています。

日本はワースト評価です。

具体的にどんなスキルが足りないのでしょう?
IMDのWorld Talent Reportを見てみます。

このレポートでは調査対象国61か国の中でランク付けがされています。
日本の評価はこうです。

Competent Senior Managers(上級管理職の能力) 60位
Management Education (マネジメント教育) 57位
Language Skills (語学力) 61位
University Education(大学教育) 50位

「でも日本すごい論」は一旦脇へ置いて、データだけを見てみました。

このファクトはニュースで見たことがないですし、
どれだけ知られているでしょう。

僕は個人レベルでやれることに邁進していきます。

エグゼクティブの働き方

昨今、「働き方改革」が叫ばれています。
特にホワイトカラーの生産性の向上は大きな課題です。

2年前に発刊された「外資系エグゼクティブの働き方」
が再び注目を浴びています。

僕はこの本に少しだけ取材協力し、匿名で2ページだけ登場しています。
(見つけてください!)

なお、「外資系だから」一律にすごいということは全くありせん。
「その人次第」です。

外資系金融に多い現象ですが、
「市場のトレンド、企業のブランド、扱っているプロダクト」が
良い時代だと、その人の能力以上にスピード昇進・多額のボーナスが満たされます。

ハイプレッシャーのなか、あっという間にキャリアを駆け上がってしまうので、
実態のビジネススキルやマネジメント能力が追い付かないことが多いのです。
35歳でピークパフォーマンスを向かえ、
40代になって市場価値を全く失ってしまっている人も多く知っています。
これを「実力主義」という言葉で片づけてしまえばそれまでですが・・・
能力向上の訓練をしていない人が本当に多いのです。

ビジネスのプロフェッショナルは、
プロスポーツと同様、「世界で戦えるためのトレーニングをいつもしているか」
「一流のコーチがついているか」
という素朴な問いにいつも立ち返る必要があります。