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米国の大手製造業(フォーチュン500)の技術者向けに
トータル・カスタマーフォーカス(TCF)プログラムのファシリテーターを
してきました。
9月から開始された、5か月にわたる研修プログラムの後半戦です。
コンセプトの解説は最小限にとどめ、内容を定着させるための
「Embedding Approach」に重点を置くのが特徴です。
また、このプログラムは米国で開発され、世界各国でロールアウト
されていますが、日本の商慣習と文化を考慮してローカライズし、
ファシリテーションの手法も工夫を凝らしたものになっています。
「コンセプトは英語、ディスカッションは日本語」という言語ミックスで
進めています。すべてを日本語にしてしまうのは得策ではありません。
本国との共通言語を共通シーンで使えるようにする必要があり、
まさに「Think Globally, Act Locally」です。
研修プログラムのデザイン、実施国に合わせたカスタマイズ、ファシリテーション、
定着、効果測定までをトータル・プロジェクトマネジメントをしています。
この取り組みは今後も継続していきます。
先週はシンガポールでストラテジック・プランニング研修の講師をしてきました。
内容は基礎的な戦略とマーケティングのフレームワークが中心なので、
そこには斬新さはなく汎用的なものですが、この研修の特徴は
最終的に自社の状況に当てはめて、グループで新しい事業案を発表する
エクササイズです。
よく、経営の現地化を議論するときに「Think Globally, Act Locally」
という言い回しがあります。
この研修では、汎用的な戦略フレームワークを使いながらも、
議論の素材やファシリテーションの方法を完全にローカライズしている部分に
特徴があると言えます。
受講者の大半はシンガポール人なので、ケースに出てくる企業は
Capella(セントサ島の超高級ホテル)やSheng Siong(大衆スーパーマーケット)
などです。
またIKEAの家具ビジネスに関して議論するときも、この国は2-3年で人が入れ替わる
(海外からの赴任者が多い)特性や、ローカルの消費者は中古家具を好まないという
バイイングビヘイビアーの違い等も考慮し、2日間にしてはかなり濃密な議論の
場面がありました。
最終的には受講者に自社の新しい事業案をプレゼンしてもらいました。
自分たちで議論してアウトプットすることによって学びは最大化します。
受講者はほとんど経営戦略やマーケティングの知識がないところから
スタートしましたが、研修のビフォー・アフターの自己評価の平均はこんなに
大きなものとなりました。
学びの効果を視覚化していくことも重要です。
たった2泊のシンガポール滞在を経て、すぐに横浜で別の研修です。
米国企業(Fortune 500)向けTotal Customer Focusの
ファシリテーションを行います。
追ってアップデートします。
今週は、株式会社パソナ主催
「シンガポール人事セミナー」(大阪)で講演をさせていただきました。
東南アジア展開を強化している企業様向けに
現地でのマネジメント、人材育成において着目すべき論点について
お話しました。
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シンガポールにおいて日系企業が直面する課題
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日系企業はどう思われているか(ローカル視点の理解)
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ダイバーシティの多面的理解
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ハイポテンシャル・タレントの教育的背景と職業観
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シンガポールでのマネジメントの留意点
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パフォーマンスマネジメント(評価)の考え方
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育成・研修を検討する際のポイント
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本社がすべきこと、海外拠点がすべきこと
このようなテーマで出張講演、勉強会、研修を数多くご提供しています。
かなり生々しい実例を含めながら、応用ができるフレームワークを
ご提供します。
ご関心のある方はお気軽にお問い合わせください。