プロフェッショナル・マインド研修

4月は、某企業向けに「プロフェッショナル・マインド」を
中心としたカスタマイズ研修を実施しました。

主なトピックはこんな感じです。

  • 「プロフェッショナルとは」

  • 「ホスピタリティの本質」

  • 「グローバルな状況での振る舞い」

新入社員向け、営業パーソン向け、エンジニア向け等に
テーラーメイドの研修デザインが可能です。詳細はご相談ください。

上海で研修

先週は某米国企業(フォーチュン500)の中国拠点で、
エンジニア向けのTotal Customer Focus研修の
講師をしてきました。

今回はEmbedding Workshopと称して、2日間のワークショップのうち
知識のレクチャーは2割程度、
ケーススタディとディスカッションが8割です。

研修中の言語は英語です。参加者の第一言語は中国語なので
僕も含め、全員英語がネイティブではありません。
このような環境ではシンプルな分かりやすい英語での
的確な問いかけ、インストラクション、議論の総括が必要となります。

日本でも同様の研修を実施しましたが、
やはり中国の受講者のほうが自己主張が強く、質問も多く出てきます。
受講者の反応やディスカッションの盛り上がり度合いに応じて
使用するパワーポイントの順番を変えたり、メッセージを
書き換えたり、インプロ(即興)的要素も多いです。

とにかく、ファシリテーターとしての能力を磨くために
僕は相当の訓練を続けており、今後もグレードアップしていきます。

新しい季節

4月は、新しい期を迎える企業が多く、
新入社員研修や全社ワークショップ等のお手伝いをしています。
それぞれNDA(守秘義務)があり、詳細は公表できませんが、
こんな感じです。

  • 新入社員研修
    某プロフェッショナル・ファームの新入社員を対象に、
    「プロフェッショナル」「ホスピタリティ」「グローバル」
    をキーワードとした研修をデザインし、実施しました。

  • 全社ワークショップ①
    某米国企業の新しい人事評価制度のロールアウトに伴う
    ワークショップ。
    人事企画部門がメルボルンとシンガポールにあり
    それら2拠点の担当者も来日してインタラクティブなセッションです。

  • 全社ワークショップ②
    某企業の全社オフサイトミーティングの一部で
    将来のXX業界を討議するディスカッションのファシリテーションを
    行います。

来週は上海出張です。
新しいチャレンジがあるので、また書きます。

シンガポール国立大学

続けて、シンガポール国立大学(NUS)で授業を行ってきました。
Business Cultureというパートを任せていただき、
2014年から実施しています。

大学の正規の単位になる科目で、僕の話した内容から
期末試験にも出題されます。

NUSはアジアのナンバーワン大学ということもあり、
シンガポールで最優秀層の子たちが集まります。
(正確にいうと、政府のフルスカラーシップでアイビーリーグ等に
留学する1%未満の子たちが最優秀層で、NUSはその次)
一方で、学生たちは初等教育ではテスト重視で育ってきているので
授業中はおとなしめで、あまり積極的な質問は出てきません。
米国の学生のように、先生にチャレンジ質問をする子もいません。
不明点があると、授業後に個別に先生に聞きに来るというパターンが
多いようです。

授業の運営は、企業研修のファシリテーションとは違った難しさがあります。
今年の11月には日本の某中学校で出前授業をすることになっているのですが、
かなりの工夫が必要と感じています。
この辺はまた書くこととします。

 

シンガポールマネジメント大学

先週はシンガポール出張で、いくつかの大学でセミナーをしてきました。


シンガポールマネジメント大学(SMU)では
昨年の10月に引き続き、夜間の特別セミナーで
「Business Culture and Career Development」をテーマとして
お話ししてきました。いろいろ質問も出て、活発なセッションとなりました。
日本企業で働きたい(日本で働きたい)という学生が多くいて、
ビジネス習慣に関する質問が多数出ました。
まずは異なるカルチャーの本質的理解が大事です。
異文化研究の古典的理論の提唱者Hofstedeは文化を
「Software of the Mind」と表現しています。
目先のテクニック(Application Skills)を身に着ける前に
その基盤となるソフトウエアをアップデートすること
(つまり、コミュニケーションのベースとなる自己理解と
他者理解)の重要性を強調しました。