エンジニアに必要なビジネススキル

米国の大手製造業(フォーチュン500)の技術者向けに
トータルカスタマーフォーカス(TCF)プログラムのファシリテーターを
してきました。

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かつてのIBMに代表されるように、製造業の提供価値が製品からサービスに
シフトして久しいです。(モノ売りからコト売りへ)

特にB2Bの巨大装置産業やITプロバイダーは、長期の保守契約、
MRO(Maintenance, Repair and Operation)が利益の源泉に
なっています。

現場を担うサービスエンジニアは当然技術力に長けており、製品知識も
豊富です。しかし、ソフトスキル全般(コミュニケーション、トラブル解決、
ネゴシエーション)関してはあまりトレーニングされていないケースが多いのです。

この分野にフォーカスをあて、僕が非常勤で従事している米国のコンサルティング
会社GPI http://www.globalpartnersinc.com によって開発されたのが
TCFプログラムです。

1回きりの研修ではなく、4-5か月間にわたり、Web会議システムも
使いながら複合的なメソッドで進行していきます。
習得したスキルを定着させる「Embedding Approach」が特徴であり、
最終的には受講者にビジネスケースを書いてもらい、効果を定量化していくことに
よりROI(研修プログラムの投資対効果)を明らかにしていくのが特徴です。

米国、中国、シンガポール、そして9月から日本でロールアウトが始まりました。
10月は韓国で展開されます。
この大きな取り組み、確実に成果がでるものと確信しています。

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