トレーニング界のレジェンド

企業研修に携わる人々の間でレジェンドとして知られる
ボブ・パイク氏のWebinarに参加しました。

学習者主体のアプローチを様々なフレームワークで
整理しており、大変実践的です。

また、バーチャル環境を念頭に置いた新しい考え方も紹介されました。
個別の質問にも、的確に答えてくれました。

学びに終わりはありません。

 

 

D&I教育の起源

リーダーシッププログラムの中に
D&Iの要素を入れたいというご要望をよく受けます。
昨今はD&Iは当たり前の取り組みになり、
その先の「Belonging」(一体感)を重視することが重要となっています。

私は研修中によくこんな問いかけをします。
「皆さんが小学校の校長だったら、何年生の、何の科目で、
D&Iのトピックを取り扱いますか?」

様々な意見が出ます。
道徳、体育、社会・・・・

実はシンガポールの小学校では、理科(サイエンス)の授業の
第1チャプターのアジェンダがDiversityなのです。
Diverseの本質は「分岐」です。

サイエンスの基礎となるロジカルシンキングを活用しながら
以下のように考えを展開していきます。

世の中の物体は生物と無生物に分かれる
生物は動物と植物に分かれる
動物は哺乳類、爬虫類、その他・・・に分かれる
環境変化に応じて変えているが、哺乳類と爬虫類に優劣は無い・・・
そして、多様性は当たり前という理解を深めています。

したがって、「多様性は目的ではなく、前提である。当たり前の事実を
栄養素のように吸い上げ、花を咲かせる能力がリーダーシップに重要」
とのメッセージを伝えていきます。

「花を咲かせる能力」の探求はまだまだ続きます。

来年の海外渡航

年末が近づいてきました。
変異株の恐れもあり、まだまだ先が読めませんが
2022年は久しぶりに海外出張の可能性を検討中です。
4月シンガポール
5月米国(ATD)
6月スイス

実現を願いつつ、年末の案件を一つ一つ実施していきます。

 

9-12月は企業研修のピーク期

例年、この時期は企業研修が最も多いです。
今年は更にオンラインの研修やワークショップが増加しています。
対象国はアジアが中心でしたが、
最近はアフリカ大陸の案件(エジプト等)のファシリテーションも
行っています。
引き続き、ひとつひとつ丁寧に対応させていただきます。

7-8月の活動

7-8月はかなり多忙な状況でした。

トータルカスタマーフォーカス(半導体関連企業)
個人コーチング(ヘルスケア企業)
創造的思考(製造)
論理的思考(製造)
次世代リーダーシップ(通信)
デザイン思考(IT)
ストラテジックプランニング(金融)
事業戦略(公開型)
グローバルマインドセット(公開型)

等のテーマでした。

9月~12月は管理職向けの選抜型研修、エグゼクティブコーチングが
増えます。
引き続き宜しくお願いします。

 

 

 

ATD

世界最大のタレントマネジメント会議(ATD)の時期となりました。
昨年からはバーチャルで参加していますが
2017年には米国アトランタでの4日間イベントに参加して、
先進の事例を多く学ぶことができました。

数年前は「脳神経科学」「マイクロラーニング」等が
ホットな話題でした。
今年の主要トピックの一つは、
「ハイブリッド組織のマネジメント・リーダーシップ」
のようです。
アフター COVID-19の新しい働き方の中で
我々も Un-learn, Re-Learnすることが求められています。

 

Peer Learning

ここ数カ月、欧米企業2社のリーダーシッププログラムの
ファシリテーションをさせていただいています。
一社は米系のハイテク企業、もう一社は欧州の製造業(電機・ヘルスケア)です。

どちらも共通している点は、ワークショップを数回に分けて実施し、
そのインターバルにPeer Learning Group(Cohortという場合もあります) で
職場の実課題をトピックにして、お互いにコーチングしあうことです。

「ラーニングピラミッド」の考えによれば
知識のインプットは全体の学びの一部にしかすぎません。
アウトプットしながら学ぶこと、そのプロセスを適切にデザインし、
ファシリテートすることが更に重要となっていきます。